犯罪から学ぶ:見えない死角と防犯の新しいかたち

2007年に兵庫県加古川市で発生した小学生女児刺殺事件の加害者が逮捕されました。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20241127-OYT1T50104/

当時7歳の女児が住宅近くの路地で命を落としたこの事件は、17年後の捜査の進展によって再び注目を集めています。

この事件で私が思ったのは、「子供に対する性加害、体罰、虐待をする人間には共通の思考がある」という事です。


目次

死角を狙う犯罪手口と現代社会の課題

犯行を認めた容疑者は「防犯カメラがない場所を選んだ」と供述しています。

この供述は、犯罪者がいかに死角や目の届かない場所を狙って行動しているかを示すものと言えます。

学校内における性加害問題なども、空き教室などの死角で行われることが多いのはよく知られています。

さらに、現在では高齢化や人口減少により地域の見守り力が低下し、また、空き家の増加などによって治安が低下し、街中に死角が至る所にあると言っていいでしょう。


防犯対策におけるテクノロジーの活用

防犯カメラは近年、テクノロジーの進歩により高性能かつ安価なものが普及しています。

これに加え、AI(人工知能)も現在ではかなり発達しており、医療の現場では医師が見落としていたものをAIが発見することもあります。

このような最新テクノロジーを治安の改善のために使わない手はないと思います。

たとえばAIを使えば、防犯カメラ映像から不審な動きや人物を即座に検知することが可能です。

これにより、膨大な映像を人間が確認する手間が省け、犯罪の兆候を迅速に察知することができます。

小型で設置が容易なデバイスが増えれば、人の目では届かない隅々まで目が行き届く環境を構築できます。

この間の東京都知事選挙でも、AIの専門家の方がAIを活用した街づくりを推奨されていました。

私は当時司法書士試験の勉強中であったため、その方のYouTubeなどを四六時中見ることはできなかったのですが、確かその方は、予想よりかなり安い値段で、システムを構築できるとおっしゃっていたと記憶しています。

もしそうであれば、テクノロジーを活用した防犯システムの構築を急ぐ必要があります。


未来の安全を築くために

現在、子どもを狙った犯罪は依然として後を絶ちません。

それ以外にも高齢者を狙った犯罪など、過去には予想もしていなかった犯罪が減殺では多発しています。

こういった事件を防ぐためには、現在の現在の警察官の頑張りだけでは限界があるのではないでしょうか。

私は街づくりに興味がありますが、それは住みやすい街というものは、子供を育てやすい街につながり、少子化対策になると思っているからです。

そして、住みやすい街は、犯罪の少ない街であり、治安のよい街でもあります。

技術の進化を活用しながら、地域社会全体で子どもたちを守る努力が必要です。

人口減少が進む現在の日本において、テクノロジーをうまく活用した街づくりこそが求められるのだと思います。

  • URLをコピーしました!
目次