子どもの安全を守るために:不適切な教師の行動を防ぐには

女子児童に性的暴行を加えたとして、警視庁立川署が、東京都立川市立小学校教諭(44)(立川市)を不同意性交と強制わいせつ容疑で逮捕していたそうです。

最近この類の事件多いですよね…。

いつもに多様なことを言っていると思うのですが、記事を書いてみました。


目次

熱心な指導と不適切な接触の違いを見極める

教育現場では、教師と児童の接触がしばしば起こります。

いい意味で受け止められた場合は「熱心な指導」といわれ、今回のようなケースは「不必要な接触」と言われます。

時折「『熱心な指導』と『不必要な接触』を見分けることが難しい」という声が聞かれます。

しかし、「熱心な指導」と「不必要な接触」には明確な違いがあります。

はっきり言えば、「不必要な接触」は、理由がない接触と言っていいと思います。

たとえば

  • 教師が児童に対して物理的な距離を不自然に縮めている
  • 個別指導が必要以上に長く、一対一で閉鎖的な環境で行われている
  • 他の教師やスタッフと共同で児童を指導する機会が少ない

これらがあげられると思います。

私が中学時代担任で部活の顧問の同性愛者の教諭から性被害に遭ったときも、何も問題を起こしていないのに一日4,5時間も残されたり、日常的に体を押し付けられたりされていました。

また、指導は必ず一対一で行われ、部屋のカーテンを閉めて外部から見れないようにして、事務準備室などで指導をするときは鍵をかけた状態で指導されていました。

普通に考えて「明らかにおかしい」ですよね。

おそらく私だけでなく、学校内で同じような被害に遭った方は似たような体験をされていると思います。


テクノロジーの発達と透明性の向上

近年のテクノロジーの発達により、不適切な行為が明るみに出やすくなっています。

これ自体は非常に素晴らしいことです。

そして、学校内での体罰や性被害の防止のためには、テクノロジーの力を借りることも必要です。

防犯カメラの設置や学校内での電子記録管理により、教師の行動を客観的に監視することもできるようになりました。

以前、神奈川県のある高校で、空き教室の管理に電子鍵を用いて誰が使用したかを把握する試みが行われるという記事を読みました。

このようなことは事件を未然に防ぐために有益だと思います。

また、最近では安価で高性能の防犯カメラもあります。

そのようなものを導入することも非常に有益と言えるでしょう

テクノロジーを活用してトラブルを早期に発見することは、教育現場にとって必要不可欠ではないでしょうか。


学校が取るべき対策

学校側は、日常的なチェック体制を強化することで問題を予防できます。具体的には:

不審な教師を見逃さない

他の教師が職員室にいる際、特定の教師がしばしば不在であれば、その行動を確認することは極めて重要です。

問題を起こす教師は不審な行動をすることが多いです。

他の教師が教室や職員室で仕事をしているのになぜかどこにもいない。

なぜかその教師だけが教室を締め切っている。

生徒の指導に教室以外の部屋を使いたがる。

このような教師がいたら注意が必要です。

管理職は必ず理由を聞き取る必要があります。

そして、理由が言えない場合は、そのような行動に対し注意を与えることも必要です。

そのことにより「自分は周囲から警戒されている」と問題教師に自覚させることができます。

周囲の生徒からの情報収集

また、情報収集を当事者だけから行うのは絶対にしてはいけないことです。

当事者だと脅されて言えない場合がありますし、最悪の場合、隣にその問題教師がいて本当のことを言わせないようにしている場合があります。

私が中学生の時は、加害教諭は、自分の息のかかった教師以外とは「口をきくな」と私に命じ、何か他の教師が私と話をしようとすると、仲間の教師から聞きつけた加害教諭は「お前、俺の許可なく話をするな」と私を怒鳴りつけていました。

このようなことが行われている可能性があるという事は常に認識すべきです。

周囲の教職員から見て「何かおかしい」という事がある場合、該当する児童だけでなく、周囲の児童にも状況を確認すること極めて大事なことです。

保護者からの情報収集

また、保護者のうわさに注意することも必要です。

問題を起こす教師というものは、保護者の間でも「あの先生おかしい」「あの先生のクラスにだけはなりたくない」といったうわさがあるものです。

実際私が中学生の時も、2年生の時にクラス替えがあったのですが「○○先生のクラスにだけはなるのが嫌」「○○先生のクラスになったら終わり」と言われていました。

2年生になって加害教諭のクラスになった生徒(及び保護者)の中には、明確に「この先生のクラスだけは嫌だった」と言っている生徒もかなりいましたし…。

実際加害教諭のクラスでは、加害教諭が気に入らない生徒は、周囲の生徒の前で悪口を日常的に言われていましたし、その悪口を他のクラスの生徒に言いふらされていました。

当然ですが、クラスの人間関係も加害教諭に気に入られた生徒は「えらい生徒」で、悪口を言われている生徒は「何をされても仕方がない生徒」とみなされていました。

正直、中学時代は本当にすごかったです。日常的にクラス内で問題が発生していたと思います。

女子生徒が男子生徒からわいせつ行為をされても、まったく何も言わない教師でしたので…。

保護者の持っている情報の中には「自分の子供が注意されたことへの逆恨み」というものもあるのですが、中には重要な情報もあるので注意したほうがいいと思います。


まとめ

学校内でのトラブル防止は、教師の仕事であるため、やらないわけにはいきません。

こういったトラブル防止のためには情報収集が大事です。

少しでも「おかしい」と思ったことがある場合は、当事者だけでなく、周囲の生徒や保護者などからも情報を集めることが大事になると思います。

ほんの少し注意すれば防げるトラブルはたくさんあります。

時折、学校内でどうにもできない問題教師がいますが、その時は教育委員会がしっかり対処することです。

子供が少しでも育てやすい社会になることは少子化を防ぐことにもなります。

教育に携わる方々には、安全な教育環境を築いていただければと思います。

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次