次の部分です。特に重要なのは上の部分の会話です。
私 じゃあ、その前にちょっと伺いたいんですけど、あの、私が一日4,5時間残されたことについてはどういう見解をお持ちなんですか?あの、完全下校時刻過ぎて残されていたということに関しては
W いや、それは俺は、あのー、気が付いてなかったよ、知らなかったよ。
私 いや、それはあり得ないですね。私あの、Tもその時Sとかが見ていたとは言ってるんですよ。自分も4、5時間残されたことはあると。
それはあり得ないです。あの、学習指導要領とか、松戸市教育委員会も当時から、学年ごとにその生徒の指導はしなさいと、で、ちゃんとみんなで見なさいと。
だって、長時間残されてるってことは、私、Fがいましたよねうちのクラスには。で、Fが問題起こしていましたよね。あっちこっちで。それはわか、それはご存じですよね。
W ま、その話、なんかいろいろあったってことはわかってるけど具体的にはわからない。
私 え、具体的にも聞いてないんですか?だって学年主任ですよね?
W まあ、それはずいぶん昔の話だからね。
私 いや、昔の話じゃなくて、学年主任として、当然聞くべきじゃないですか?いや、聞かないなんてことはないんじゃないですかそれは?
例えば、生徒が放課後夜遅く何回ものこす、私、K氏に反復継続して残されたんで、それ、裁判上認められてるんですね。それで、何も知らないなんてことは通常ないじゃないですか?
残されていたらなんで残されていたのか聞きますよね?私学校も休んでますよ?それはいくら何でも話として通らないんじゃないんですか?だって学年主任ですよね?
W そ、それはあの、学校休んだ子は他にもいるしね
私 いや、いや、それ話がずれています。私は残されたということを言ってるんです。放課後下校時刻過ぎて。
しかも、Tも一日4,5時間残されて、Tはそんなことをやる生徒じゃないですよ。なんでそんな、一日4,5時間も指導するんですか?
は、当然ですが、学校も、学、生徒の指導というのは、起こした事案と比例した割合でしか行えないんですよ。
それ私たち、学習権というものがありますからね。学習権が保障されている以上、そんなことやっちゃいけないし、たとえば、4、5時間残すなんて言うのは、それ自体が監禁罪なんですよ。
そんな自由勝手なことはできないですよ。それ、裁判所の判例でも、中学校の教員は完全なる教育の自由は認められてないんですよ。それ知ってますよね?
それご存じですよね?学校が好き勝手やれるところじゃないってことは。もしもし。
W はい
私 それはご存じですか?学校というのは生徒を好き勝手残したり
W それはわかるけどね
私 いや、それはわかるけどねというのはどういうことですか?
W そんな、5、6時間も残してたなんてことについては、記憶にない
私 じゃあ、W先生がXさんにおっしゃった熱心な教育というのは、どういう教育ですか?
W まあ、まさにその通り、色々一生懸命だった
私 ど、どのようなことを?
W うん
私 どのようなことを一生懸命だったんですか
W だから、生徒の事を考えながら一生懸命やってくれている先生だとは思っていた
私 どのように
W うん
私 だって、思っていたのなら、その具体的な行為があるでしょ
W うん
私 じゃ、どのような行為を。どのような行為ですか?
W 一生懸命生徒の立場を考えながら、まあ、時には厳しいことも言ったけどね
私 ええ、だからどのようなことを?具体的にどのようなことを?
W そんないろんなのあるから
私 いろんなのあるなら、そんな思い出あるでしょそりゃ、ここまでその、一緒に旅行に行くような関係ですもん。どのような思い出があったんですか?
W だから、生徒の事を考えて、一生懸命
私 ええ、どのように
W やってた
私 どのように、具体的に。
W そんなの覚えてないよ。
私 え?だって、熱心な教育って言ってましたよ
W いろんなことあるからさ
私 いろんなことあるって、思いであるでしょ当然。だってK先生と10年以上同じ学校いましたよね。A中学で。
W そうですよ。
私 で、思い出あるでしょ。
W だから、文化祭やなんかでも一生懸命やってたしね
私 ええ、文化祭が一生懸命やったら何やってもいいって、それでどのように頑張ったんです、私たち、実はね私のクラスね、
W うん
私 あの、アパルトヘイトのいろいろやったんですけど、生徒がね、あのー、学級文集とかに、アパルトヘイトの劇はやったけれど、アパルトヘイトの、じゅ、勉強は全くしなかったとか、戦争についての劇もやったけど、戦争について全く勉強しなかったとかそういう事言ってるんです、それ、熱心じゃないんじゃないんですか?そういうの熱心って言います?
W そりゃ、その意見は、あのー、一部でしょ
私 いや、だって、
W みんないろんな意見持つ生徒はいるからさ
私 そうですか、じゃあ、その
W なかにはいるかもしれないけれど
この部分の会話の問題点
この会話で注目してほしいのは、①私が加害教諭から一日4,5時間残されていた事実について、その理由を「知らない」と言っていることと②私のクラスには日常的に女子生徒の胸やおしりを触っていた生徒がいるのですが、彼のその行為についても「具体的にはわからない。」と言っていることです。
生徒が最低でも2週間に一度、一日4,5時間近く残されているのになぜ学年主任がその理由を知らないのか?
まず、①私が加害教諭から一日4,5時間残されていた事実についてですが、私は加害教諭から放課後完全下校時刻を過ぎて何時間も残されました。
母の証言(甲12号証)によれば、他の生徒が帰宅してから1時間以上たっても家に帰ってこなかったと言います。
私のいた中学では、当時完全下校時刻を過ぎて練習を続けている部活動は存在しませんでした。皆下校時刻過ぎると自宅に帰っています。
また、学校の教師は生徒が校内に残っていると困るため、部活動が終わった後は校舎の中を点検して生徒がいないかを確認していました。
そのような場合、事務室であれ体育館であれ私と加害教諭が二人でそこにいることは容易に確認できるはずです。
特に電気の消えた体育館内に二人で残されていた時は、加害教諭と私は荷物を体育館の入り口の前に置いたまま体育館の中に入っていましたので、気が付かない方がおかしいです。
私のいた中学では体育館の様子は職員室から確認できます。
校門の前に車を止めたまま、加害教諭が職員室に戻ってこなかった場合「K先生今どこにいるの?」となるのが普通だと思います。
また、最低でも2週間に1回、一日4,5時間も残されている生徒がいたら「あの生徒何をしたの?」と学校内で噂になると思います。
当時学年主任だったWが、その理由を加害教諭から聞きていないというのはあまりにも奇妙な話です。
彼が理由を知っていたなら別ですが…。
学校内で日常的に女子生徒の胸やおしりを触っている生徒がいたのに学年主任がそれを知らないと言うことはあるのか?
また、②私のクラスには日常的に女子生徒の胸やおしりを触っていた生徒がいたことについて「具体的にはわからない。」と言っていることも奇妙です。
この生徒は他のクラスの不良などと一緒に学校の内外で暴れるなどの問題を起こしていました。
そのような場合当然ですが、彼らは一堂に集められ指導を受けます。
学年主任がその事実を「具体的にわからない」という事はあり得ないです。
また、彼の問題行動というものは、学校中で問題となっていました。
ある一人の同級生を除き、他の同級生に話を聞くと彼の事だけは本当によく覚えているという状態です。
女子生徒の胸やお尻を日常的に触っている生徒がいるのに、それを学年主任が全く知らないという事はあるのでしょうか?
正直理解しがたい言動だと思います。
いくら昔の事でもあまりに異常なことは覚えているはずです。それとも、松戸市の中学では男性生徒が女子生徒の胸やおしりを触るという事は日常的に行われていたのでしょうか?
私は高校に進学した時そのような話を松戸市や他の市町村の中学出身の生徒から聞いた事が無いのですが…。
正直、彼の会話はほとんど理解不能でした。