甲12号証(母の証言)

私の母が夜遅く学校に私を迎えに行ったのに、会うことが出来ず帰ってきたという証言です

ちなみに、同級生は1日4,5時間残されたこともあると述べており帰宅時間には争いがあります(時期的な事もあると思います)。

また、当時の下校時刻は6時くらいと判明しています。

私の家は学校から10分以内です。

それではお読みください。

原告 あー。

母  あー疲れた。

原告 だから。

母  なんで、なんでこれチカチカ。

原告 水あんじゃん

母  水あるの。

原告 だって俺ん時だってさ、夜の8時とかまでさ残されて誰もなんも言わなかったじゃん。

母  他の先生いたんでしょ?

原告 だって俺、だって俺うち帰ってくるの8時くらいとか9時くらいだったでしょ?

母  いや、9時にはなってない(ここら辺は母と記憶の齟齬がある)。

原告 8時?

母  7時半くらいだった。

原告 いや、もっと遅かった時あったじゃん。

母  あたし7時になると門の前に迎えに行ったんだもん。

原告 違う違う来なかったじゃん。そのあと2年生3年生になったら来なかったじゃん。

母  いや、行ったよ。あの、あんまり7時過ぎても帰ってこないとき、門の前でしばらく待ってた。でも出てこないから結局待ってさ、また怒ると思って帰ってきた、何回か行った、門まで。

原告 長かった時何時ぐらい?

母  7時半過ぎかな?わかんないけど。

原告 もう8時、俺9時くらいの覚えてるんだよ。

母  いや、9時にはなってない。9時にはなってない。

原告 8時くらい。だって俺、兄ちゃんより遅かったじゃん。

母  兄ちゃんそんな遅くないじゃない。あそこは5時に終わる。

原告 うーん。だって俺兄ちゃんより遅く帰って来たよ。

母  だから6時でしょ、あの子普通に帰ってくると。

原告 うん。

母  だから、7時半くらいだと思う。

原告 いや7時半じゃないよ。それよりもっと遅いよ。だって部活終わんのがさ6時半なんだよ?

母  6時半?

原告 部活終わんのが6時半くらいだったよ?

母  そんなじゃないわよ。もっと早く帰ってくるじゃない、みんな。

原告 6時くらいに?

母  いや、6時過ぎ頃ここら辺歩いていたもの。

原告 うーん。それじゃ一時間半くらい遅かったんだ。学校

母  1時間くらい遅かった(それ以上です)。

原告 あ、他の人が帰ってきてから?

母  え?

原告 他のやつらが帰ってきてから?

母  知らないそれは知らないけども。こっち台所やっていてそんなところ見ないから。でも7時過ぎると迎えに行ってた何度か行ってた。

原告 でも学校にいなかったでしょ。校門に。

母  校門の近くまで行った。

原告 で

母  中入ったら絶対怒ると思ったから。

原告 うーん。

母  なんか「余計なこと言う、するな」って英俊あの頃暴れていたから(親には反抗していたと思います)。それ以上行ったら、中入ったらまた怒ると思ったから言わなかった。

原告 え、でも学校のさ、校舎の中にいたの見えた?

母  見えっこないじゃない

原告 あ、じゃあ事務室とかも全然見なかったんだ

母  あったりまえじゃない

原告 あ、だから

母  なとこ入ったらまた怒ったじゃない

原告 え、事務室の中とか見なかったの?

母  見ないわよ。なとこまで入ったら怒るじゃない

原告 あーじゃあ要するに見えるとこにはいなかったってことでしょ?

母  そうそうそうそう、あの、帰ってくるかなーって思ってあそこのあの向かい側の道路のとこから見てた

原告 体育館は?見てない?

母  なとこまで気が回んない。なとこ、余計なとこ行ったらまた怒るから。

原告 あ、生徒誰もいなかったでしょ、そん時。

母  知らない、それは知らないけど。

原告 いやだって、他の生徒帰ってくるの会わないでしょ、もうその時は。

母  そんなことあまり気にしないもん。英俊のことしか気にしてないから。人のことなんか気にならない。親なんてそんなもんよ。

原告 えっ、でも結構残されたよね。俺ん時も。

母  そんなでもないけども、あ、今日遅いなと思う時行った。

原告 いやいや違う違う違う違う、だからそういう、そういうの多かったじゃん夜のさ、何時過ぎとかもうみんなが帰った後一人だけ帰ってくるっていうのは。

母  そんなには多くないけども、そんな多くなかったよ。だけどもあー今日遅いなーと思うと、お父さん帰ってきてから行った。ご飯の支度して。

原告 あー、父さん帰ってきてたんだその時。

母  早いじゃないあの人は、7時ごろとか。

原告 うーん。でだいたいさ、でも俺さ、週に1回か2回ぐらい、週に1回か2回

母  そんなにない、そんなにないよ

原告 いや残された。だって学校休む時も結構あったんだよ。

母  学校休んでも1日か2日だったでしょ。

原告 いやだって休むって相当じゃん俺。もともとさ、休むような人間じゃないじゃん。

この証拠で重要なのは、加害教諭が親にも連絡することなく、私を放課後夜遅くまで残していたことです。

私がこの書面で証明したかったのが、「私が他の生徒が帰ってきた後も、学校に残されていたこと」、及び、「母がその理由をまったく知らなかったこと」です。

当時私のいた中学は、部活を下校時刻過ぎて行う部は全くありませんでした。

皆部活が終わったらすぐ帰宅します。

そして、教師は生徒が校内にいないか確認するため、学校の中を見回っていました。

そのため、私が放課後残されていたことは彼らがよく知っていました。

通常なら

「どうして彼は何度も残されるの?」

と聞くはずです。

授業を担当している教師は私がそれほど問題のある生徒でないことは知っています。

加害教諭に加え、当時の教職員らも私がこの時期から頻繁に残されていたことを矛盾なく説明する必要があります。

これらの事を指摘することで、加害教諭が私に対し他人に言えないようなことをしていたことを推認させればと思いました。

このことが推認されれば下着を持っていたわけですから、わいせつ行為の存在自体もある程度推認されると考えていました。

母とは帰宅時間について齟齬がありますが、

裁判では何時間残されたより、「保護者に連絡なく、他の生徒が帰っているのに残されていた」ということを立証することが大事と思い、そこにはこだわりませんでした。

また、欠席日数についての記憶もこだわりませんでした。

残されたその日のうちにわいせつ行為が終わり翌日は学校に行くこともあれば、複数日にまたがる場合もあり、様々だったからです。

大事なのは、加害教諭が私を他の生徒と異なる扱いをしていたことや、通常考えられない行動をとっていることを証明することです。

それで十分ではないでしょうか?

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