「ルポ 子どもへの性暴力」(朝日新聞出版)に掲載されました

年末に風邪をひいていたため、連絡するのが遅れたのですが、「ルポ 子供への性暴力」(朝日新聞出版)に私の記事が掲載されています。

もう、35年以上前のことになります。

よく、男性が被害に遭うと「断ればいいじゃないか」という方がいます。

私は、何度も「やめてください」と言いました。

「今なら誰にも言わないでいてあげます」と譲歩したこともあります。

しかし、担任で部活の顧問だった加害教諭は「お前は誰にも言えない」と笑っていました。

中学時代は地獄でした。

加害教諭の性欲のピークというものが2週間に1度くらいやってきます。

それが我慢できなくなると、朝の学活で加害教諭はいきなり私の悪口を言い「栗栖は今日残れ」というわけです。

しかも、その日は授業中も学活中も私の悪口をずっと言い続けます。

他の生徒が、加害教諭が学活や授業中に職務そっちのけで暴れていた本当の理由を知ったらなんというのか聞いてみたいものです。

まあ、それがなくても加害教諭は授業中に生徒や他の教師の悪口を言っていましたが…(2回か3回に一度は他人の悪口でした…)。

現在も学校やスポーツクラブなどで、子供に治する性暴力の話を聞くことがあります。

ただ、私に危害を加えた加害教諭のように、性暴力の問題以外にも、勤務時間中であるにもかかわらず生徒をボーリングに連れ出したり、女子生徒が男子生徒から性被害に遭っても全く対応せず放置したり、「少しくらいいじめがあってもいいじゃないか」などといじめを肯定するような発言をするウルトラ問題教師(もはや人間としての問題だと思いますが…)は減ってきていると思います。

私は千葉県松戸市の中学出身ですが、現在の松戸市の小中学校がどういう状況かはわかりません。

ただ、こういった情報が共有されることで、現場の先生方や保護者の方々、その他多くの方々が「こういったことが起きないように注意しないといけない」と感じていただけることが、被害の減少につながると感じています。

現在少子化が進み、国の未来が危ぶまれる状況になってきています。

ハイテク分野においては、日本はアメリカや中国に大差をつけられています。

学術論文の引用数でも、日本人の学者の書いた論文の引用数は減少しており、アメリカや中国との差は開く一方です。

非常に厳しい時代ですが、日本という国を立て直すには、一人一人の持っている能力を最大限発揮できる状況を作る必要があります(能力を発揮しなくてもいい人間もごく一部いますが…)。

そのためにも、こういった人間の成長を阻害する要因は排除しなければいけません。

ぜひご一読いただければと思います。

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